2004-01-01から1年間の記事一覧

お化けの効用

わたしは自他共に認める「唯物論者」であり「無神論者」「功利主義者」なわけなんだが。まだこの社会にはこういう事があるんだな。 被害者夫婦の“幽霊”が夢枕に立ち…強盗殺人男、自首 お盆を前に霊の所業?7年前の大阪・夫婦殺害事件に加わった男が「夫婦が…

恥ずかしい「メディアリテラシー」

古典的な詭弁であるとかプロパガンダの手法に「フレームアップ」という手段があります。相対する者の発言であるとか行動のうちの一部を取り上げてその者の評価を下げるというような手法で、たぶん古代から有ったのでしょうし、かのナチスはこの手法を散々に…

日記っぽい話(2)

と、いうわけで。久々にカセットテープを探して往年のスネークマンショーを聞こうとして愕然とした。 わたしの家には今カセットを再生できる「テープレコーダー」が無い!

贔屓の引き倒しは馬鹿のやる無責任である

創9・10月合併号に「雅子妃騒動が浮き彫りにした象徴天皇制の内実」と題して大塚英志と香山リカの対談が掲載されている。 雅子妃という押しも押されもしないキャリアウーマンが、やはり押しも押されもしない天皇家という「家」に入って「問題」が発生した…

46歳の夏目雅子さんに会えるか

6日の文章についてご意見を頂きました。やはり、消化しきれていない問題を消化しきれていないまま書いたので、より一層わかり辛い文章になってしまったようですね。「ドナー登録をしてみて、本当に適合者があらわれたら背負わなくちゃならないリスクがある…

日記っぽい話(1)

本日、味噌国では花火大会が開かれる。 今年は凄かった、開催直後にもの凄い雷雨が会場周辺を襲ったのだ。 途中で「点火式」というものが行われる。これは本部に陣取ったお偉いさんがスイッチを押すと、本部テントから川の対岸にしつらえた打ち上げ場所まで…

骨髄バンク

骨髄バンクの登録を訴えるCFを公共広告機構が流している。夏目雅子の映像を流して「あの頃、もし日本に骨髄バンクがあり、あなたのドナー登録があったなら、きっと僕らは、46歳の夏目雅子さんに会えたにちがいない」と語りかけるものだ。このCFは他の企…

社会的リソースの有効利用

http://www.be.asahi.com/20040515/W12/0025.html 社会のプールは有限だから、真に有用な活動のために温存しよう。自己努力をさぼってプールを浪費したがる個人は拒絶するか、プールの目減り分の一部負担を要求するのが正しい社会運営だ 読売新聞の伝えると…

コナサン、ミンバンハ

スネークマンショー・アンソロジーを買った!(ASIN:B0000W3OX8) 「成田第13機動隊」だの「越谷カントリークラブ」だの非常に楽しい音源が含まれている。きっとネットの中をゴロゴロと(自粛)。 「ホテルニュー越谷」*1であるとか「ジャンキー大山」に関して…

公平な報道?

この世の中にはアルと小学校では教えているものの、実際にはありはしないものが色々とある。この小学校で教わった嘘をそのまま飲み込んで生きていく事だってできる。公務員にでもなれば良い。しかし、社会という荒野みたいな場所で生きていこうとするならば…

「愛国心」というものについて−利己心に立ち帰る

なぜ「愛国心」で立ち止まるのかが判らない。「国」という範囲で立ち止まらなくてはならない理由はなんなんでしょうか? 利己心=愛国心、立ち位置の固着化 「利己心」と言うものがある。利己的、これは視点が固定化している姿だ。 「立ち位置は自分の居る位…

まほろばの疾風

『まほろばの疾風(かぜ)』(ISBN:4087752739)を読んだ。『邂逅の森』の熊谷達也の作品であり、こちらは古代を舞台に、坂上田村麻呂に立ち向かった蝦夷を描いている。『邂逅の森』を谷口ジローに劇画化して欲しいと書いたが、こちらは安彦良和にお願いしたいね…

これを見抜けるか見抜けないかで、視聴者のメディアリテラシーが試される

元気が良いですね。 「小泉北朝鮮国交正常化発言報道のデタラメ」 勝手に記者が妄想を撒き散らした「(小泉総理は金正日とブッシュ大統領に)今後、北朝鮮と1年以内に国交正常化するという意見も披露された。」という発言に対して、キッチリ楔を打ち込む。 …

作家の中島らもさんが死去 52歳

作家の中島らもさんが死去 52歳 (産経)ありゃりゃ、合掌 公式HP、重すぎ http://www.age.ne.jp/x/ramo/

アニミズム再考

直木賞を受賞した熊谷達也の『邂逅の森』(ISBN:4163225706)を読んだ。大正期の東北のマタギを題材に近代化が進む日本を舞台に、破壊されていく自然を捉えることで、自然とはなにかを、または自然と人間との関係を描き出しているように思えた。ずしりとした読…

安心のファシズム― 支配されたがる人びと ―

斎藤貴男が岩波新書から『安心のファシズム― 支配されたがる人びと ―』(ISBN:4004308976)という本を上梓した。早速買って読んでみた。「イラク人質事件」における人質バッシングから説き起こし、自動改札機と携帯電話の高機能化による「つながる安心」を描く…

松たか子、松島菜々子に続き

唐様で 売国と書く 三代目 松浦亜弥と上沼恵美子の見分け方を教えてください。 (特に松浦亜弥の新譜「YOUR SONG〜青春宣誓〜」のビデオクリップでジンガイギターの後ろで歌うシーン、あれ上沼恵美子だろ)

♪愛とは〜(森山直太郎の声で読んで下さい)

映画「半落ち」を見た。ここでは「条件付の愛」(森岡正博@無痛文明論)または「特殊性」が肯定されていた。 これが下手に進めば「楢山節考」に生き付く訳で、「条件付の愛」であるとか「特殊性」に否定的なわたしにはどうにも理解できない。これがコモンセ…

簡潔に書く

もっと簡潔に書けと言われましたので。 http://d.hatena.ne.jp/oremore/comment?date=20040722#c 簡潔に書きます。

山形バカ決定。

今月号(8月号)のサイゾーを読んだ。山形はまだやっている。何を?例の「国家リソース有限論、有効利用論」だ。M2から批判されて、先月号でそのM2の批判に対して山形が再批判を加えたのに対して宮崎哲也からメールが届いたそうだ。つまり「国家リソー…

そして、ヒトの存在もまた幻想である。

『自己決定権は幻想である』小松美彦 (ISBN:4896918339)アウトラインから話すと、洋泉社の新書は面白い。なんとなくPHPの出版物とオーバーラップする部分があるんだな。PHPに関して言えば大抵底が浅いので直ぐにネタがばれてしまうわけなんだが、洋泉…

わたしは知りませんからね

アノ問題で面白いところまで到達していたヒトが居た。 http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20040716 かざきり羽問題 共同体感情(この場合「差別言動」をとりあげたサイト)が、「ヤバイ」という規範を振りかぶって打ちだすと、その仮説の検証よりも、一斉にそれに…

目的の為の組織、組織のための目的

先ず押さえておくべき前提がある。それは「どのような組織であっても無謬ではいられない」ということだ。組織は最初、何かの目的の為に生み出される。しかし組織が生まれた瞬間から、その目的は二次的なものとなり、組織は組織を維持するための存在となる。…

某事態の影響

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20010402 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20010403 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20040228 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20040309 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20040425 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20…

教育改革

小泉改革が狙っているものに憲法の改正と同時に教育改革というものがある。ありがたいことに主要な論点が「愛国心」という馬鹿馬鹿しいものになっているが為に、公明党(つまりは、創価学会)の頚木を架せられた今の小泉政権ではこの教育改革は足踏みをして…

セキュア社会「実現」の困難

この一文は単なる思い付きであって、わたし自身頭から信じているわけではない事をお断りしておく。であるので(いつもそうなのだが)この一文に肯定的な意見とか情報よりは、否定的な意見、情報をお持ちの方の投稿(ツッコミ)を希望する。今回の参議院選挙…