2008-01-01から1年間の記事一覧

再生医療について 1/3

日は中天から徐々に西に傾きつつあった。それまで、頭を真上から押し付けるかのように襲ってきた熱気が徐々に後頭部に移り、肩や背中に滲んだ汗を蒸発させる。そして、その熱気がまた汗を滴り出させた。 足元の小石はささくれ立ち素足に突き刺さる。今までは…

歴史に学ばないものは馬鹿である

小中学校への携帯電話持ち込みをめぐって、うんざりするような議論が起こっている。携帯禁止 家庭でも厳しいルールを(産経ニュース 主張) いま考えたい―子どもにケータイは必要か(IT media)携帯の一律禁止は問題(YOMIURI ONLINE) 元々は橋下大阪芸人知事の…

お嬢様の混乱

昨日は週刊文春の記事を引いたが、今日は週刊新潮からちょっと面白いコラムを取り上げてみたい。田母神論文でも触れられている当の櫻井よしこ(以下、お嬢様)が連載コラムを持っていて、ここでお嬢様が「文民統制、曲解された日本の解釈」と題していささか…

腐っても大勲位?

今週発売の「週刊文春」に面白い記事が載っていた。 ある日、中曽根康弘元首相は、麻生首相の思想を紐解くべく、かねてから麻生氏が「勉強になる」と公言する漫画『ゴルゴ13』を取り寄せた。書斎で中曽根氏がパラパラとページをめくると、(中略) 中曽根…

官尊民卑のダブルスタンダード

早いものでもう12月、師走である(おお、なんと陳腐な書き出し) この時期になると年賀状を書きだしたり、住所の確認をしだしたりするヒトも多いだろう。(最近は個人情報保護法のお陰で、この住所の確認が面倒この上ない)そして、年賀状といえば、毎年の…

情報に対する立ち位置について

11月21日のodakinの投稿に思うところを少々。 別に弁明の必要も感じないし、「腐っているね」という言葉も、まあ、確かにそうだろうね。としか言いようがない。元々アングラ(ウングラ)の掲示板であるあめぞうの固定として発言し始めてからこの方、「腐…

ちょっとしたメモ

公務員制度改革についてあれこれ見ていたら、ほかでもない、はてなのキーワード内閣人事局に行き着いた。ここで「(内閣人事局の)スタッフは民間から採用」とあるのは、現状の議論の流れでは誤りで、「スタッフは民間からも積極的に採用」とでも表現するの…

年金テロ? −重みと緊張感

元厚生事務次官の山口剛彦夫妻と吉原健二の奥さんが殺されたらしい。ともに年金に関わっていたらしく、「すわ年金テロか?」と睨まれている。テロも戦争も政治の一形態である。戦争が対等な、または対等に近いもの同士が行う政治形態であるのに対し、テロは…

大麻

なんか世間では「大麻」が燃えているらしい。(近くへ行ってスーハーしたい) 「大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ」(池田信夫 blog) と、いうか。 そもそも話の根底がへん。 大麻と麻薬は違いますよって。大声で言いたい。 ダウンとアップの区別も…って…

国籍法改正、条件付の愛 についてのメモ

国籍法の改正について騒ぎ立てている人々がいるけれども、次のような状況は把握されているのだろうか。衆議院 法務委員会(平成20年11月14日 (金))質問者:赤池誠章(自由民主党) 1.国籍取得の虚偽届けに対する刑罰が軽い。 2.偽装認知を防止するためにD…

どのような「国」を愛せるか。

田母神論文について考えている。 そもそも、なぜこのような文章が出てきたか。という事に興味がある。何度も読み返して気がついた事がある。というのは、この文章は実は逆から読んだ方が理解しやすいということである。この文章はおおよそ次のような構造を持…

田母神問題 メモ1

秦郁彦発言(週刊新潮 2008/11/13) (ネットで秦郁彦を検索すると、「秦邦彦」との誤記がゴロゴロ転がっている)(週刊新潮(2008/11/13)に掲載された秦郁彦の発言については、「田母神サマは、他人のいってることを歪曲する 」の「週刊新潮11月13日号の秦郁彦…

劣化しつくした、日本

なにはともあれ、 事に当たっては、オリジナルソースを手に入れろ。ということで、 「田母神俊雄」論文 全文掲載 http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50734794.htmlアパグループが公表している?オリジナル?? http://www.apa.co.jp/book_report…

劣化した?日本

劣化した?日本あけましておめでとう。×2まあ、いろいろとゴソゴソやっている。福田まで政権を投げ出して、「世襲議員立候補抑制法案」まで取りざたされているけれども。 まあ、「格差社会」(=競争力阻害社会)って言われて、その対策の旗を振らなきゃな…