恥ずかしい「メディアリテラシー」

古典的な詭弁であるとかプロパガンダの手法に「フレームアップ」という手段があります。相対する者の発言であるとか行動のうちの一部を取り上げてその者の評価を下げるというような手法で、たぶん古代から有ったのでしょうし、かのナチスはこの手法を散々に利用しました。また最近では「またやったTBSお粗末VTR…向井亜紀激怒」と発言の文脈を無視した編集で、発言の真意を捻じ曲げられたという事例があるようです。こういう歪曲は刑事告発すべきだというヒトもいます。
どうやったって文章であるとか映像はその全てを映し出すことはできないのだから、せめて恣意的な切り取りは止めたいものですし、そもそも今更こんな手法はすぐに底が割れてしまうでしょう。そういう意味では「ドキュメンタリーは真実を映し出さなければならない」という意見も幼い物に見えます。どうしたって真実なんて写しえない、そこに製作者の意見、偏りは存在するのだから受け手が一定の「メディアリテラシー」を持って補完をすべきである。という事なのでしょう。
さてさて、わたしの「公平な報道?」に対して「お前、俺たちの集会に来い。おまえの首にナイフを突き立ててやる」という反応を頂きました。

一度オフ会を開かないか。その場でわたしは君の首にナイフを付き立ててみせよう。 (原文ママ)

という言葉は、前後の文脈を考えても、脅迫罪にあたりますので。私が訴えればおそらくあなたは有罪になります。(たとえ”付き立てて”でもねw)

確かに原文のママは原文のママなのでしょうが。その後ろにわたしは「勿論「ヤラセ」だよ」と書いていますね。また前後の文脈を考えると「脅迫罪にあた」るのでしょうか?とてもそうは思えません。「ヤラセで首にナイフを付きたてる」という企画を提案したら脅迫罪という事になれば、テレビだの映画だのは成り立たない事でしょう。また、これが「暴力」でしょうかね。
こんなヌルいシチュエーションならわたしは暴力なんて思わずに喜んで乗り込んでみたいものですが、そのヌルいシチュエーションの更に企画の提案ですでに「暴力」だなんて。恐るべきヌルさお上品さですね。恐れ入りました。

追記1:
こういう面白い大切な時に居ないショタ萌えは無能

追記2:
トラックバックを消されたとお嘆きのファンクラブの方たち
http://d.hatena.ne.jp/samoku/20040811#p1
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