セキュア社会「実現」の困難

この一文は単なる思い付きであって、わたし自身頭から信じているわけではない事をお断りしておく。であるので(いつもそうなのだが)この一文に肯定的な意見とか情報よりは、否定的な意見、情報をお持ちの方の投稿(ツッコミ)を希望する。

今回の参議院選挙において、首相官邸が恐れていた事態と言うのがあるだろう。「スペインショック」そう、テロの実行による雪崩的な与党の敗北である。これを阻止する為に、公安、警察機構に対して官邸からの圧力があっただろう事は想像に難くない。幸いにも大きな問題は起きなかった。(多分、この時期に積み上げられた予算はそのまま実績となり、来年の予算折衝に大きなポイントとなるんだろう)
さて、とはいいながらもこの選挙期間中、ちょっとした動きはあった。
羅列してみると。
7月4日、ピースパレード参加者が3名警察に検挙される。(http://www.worldpeacenow.jp/)
7月5日、この5月三重の赤旗祭り会場に突撃をかけた「大日本弘憂會」が家宅捜査を受ける。
7月7日、国松警察庁長官銃撃事件に関連してオウム幹部を逮捕。

左翼、右翼、オウム。公安マタ−として突付いてみたい物件が唐突感を否めずに突付かれている。この流れに関連を感じる事もできない相談ではない。(くどいようだが、だからと言ってわたしは信じたりはしないが)
更に、朝鮮総連系とかイスラム宗教者とかにも何等かの「働きかけ」が有ったのかもしれない。それは新聞のベタ記事にもならないようなレベルだっただろう。というか、そもそもそんな「事件」を記者会見で出すとも思えない。

さて、こんな思いつきに不確かな情報をつなぎ合わせたような話しは最早「妄想」と自己評価するしかないような話なんだが、もうちょっとこの「妄想」をベースに考えてみたい。

「スペインショック」を恐れた官邸が公安、警察に圧力をかける。そのプレッシャーが警察のピラミッドを下に下に辿ってきて現場に必要以上の緊張を生んだ。そう考えると上のピースパレードの件(「7・4渋谷不当逮捕事件」とか言うらしい)は理解しやすいのかもしれない。
しかし、実はこのようなあらぬプレッシャーがテロを熟成していくような気がしてならない。これらの警備活動が却って「憎悪」を生み出し、活動への圧力が活動を地下に、非合法に走らせる。
…けれども、活動が非合法になり、社会的なインパクトが大きければ、それがまた警察機構に対する予算に反映される。まるで消防士が火を付けて回るように、押さえつければ押さえつけるほど、火種が芽生えるという事になるんだろうな。