「『TVCMのURL表示制限』への懐疑」アフターフォロー

「TVCMのURL表示制限」への懐疑のコメント欄に「テレビ局CM責任者会議は、存在します。東京・大阪・名古屋の各地区にありますよ。」というコメントを貰ったのであちらこちらに問い合わせてみた。つてを頼ってACCと民放連にも当たってみた。

両組織とも言われているような「会議」は無いとの事だった。ただ、各地域で民放が横断的に協議するような場はあるかもしれないが、事務局があるとかと言うような性質ではないそうだ。

また、民放連では2001年頃にテレビCMでサイトURLを表示して、そのサイトの内容が倫理的に問題があるような場合(例えば「デリヘル」の広告とかだろうか)、どうすればよいかというような議論はあったそうだ。ただ、現在としては全体的に内容に踏み込む事は好ましくないと考えられているようで、ましてや規制をかけるというような事もされていないという事らしい。

なので佐々木のいうような「秘密の指針」というようなおどろおどろしい陰謀説は成り立ちそうも無い。そもそも法的にも実質的にも根拠や拘束力無いわけだし。よしんば彼のいう文章があったにしても、その性質はもっと常識的なものなのだろう。

ただ、あちこちで「TVCMのURL表示制限」は一人歩きしているようで、ここでも「マニファクチャリング・コンセント」が駆動しているということなんだろうか。

<<ACC,民放連へのリンク、「一人歩きの事例」リンク表示を加えること>>

ACC(All Japan Radio & Television Commercial Confederation)「社団法人 全日本シーエム放送連盟」
ネット上で「CM責任者会議」という文言が出てくる例。
ACC第9回通常総会

シーエム技術事業ではテレビ局のCM責任者会議のメンバーと技術委員会との意見交換に加え(略)

ACC側の認識として、この「CM責任者会議」とは、任意の民放組織であって、「責任」とは、例えば素材の搬入(間違いの無い放映)や素材の放送倫理との適合性などの「責任」を言っているのではないかとの事でした。
民放連「社団法人 日本民間放送連盟」

「一人歩きの事例」はこれでいいか。「あはは、バ〜カ」とかってトラックバックでも送ると松永風味になるかな?(´ー`)y-~~