ブログの「次」へ

ここでブログの「次」へってクダまいているヒトがいるんだけど。

堀江が「ネットとメディアの融合」とかって話をしたりで、確かに気になるよな。
そもそも日本では2chみたいな掲示板が活況をていし(すぎてるぐらい)ていたんだけど。やっぱり「言説を電子化、Web化」するというのは「良いこと」だと思うんだよな。


わたしはそもそも「マジレス長文馬鹿」だったので、その時々のログが残っていたりと非常に面白い。ある程度は文化に貢献しているんじゃないかって気がする。10人ぐらいかな。

そういう意味では先ず、今可能な文書をWeb化する契機として、掲示板とブログというのがあるような気がする。
これがだんだんと音声だの画像だの、動画だのって話になって来るんだろうけど。
これらの情報が溢れて来ると、そういった情報を上手く活用するって力が大切になってくるんだろうな。映画「攻殻機動隊」やらその最新作「イノセント」において、登場人物が古今東西の書籍などから引用を行って発言を組み立てている姿についての評論をあちらこちらで見るけれど、そろそろそういった検索能力は陸上を走ったり物を記憶する能力に近い社会的意味を持っているのかもしれない。(卒論でヒーヒー言った学生さんは特にそう思っているんじゃないかな)

もう何年も前からこういった考え方は研究されていて、「エージェント」とかって単語で表現されていた。この「エージェント」が自分の欲しい情報を自分に代わって集めてきて、自分に都合の良いように編集して提示してくれる。こりゃあ便利だ。

そしてその姿はそろそろ現実のものになりつつある。
その萌芽が GoogleAmazon だ!ってのが「epic2014」の描く未来なんだろうて。
「EPIC 2014」日本語訳

(実はこのサイトを見つけたのも、その上にある「野田秀樹」の文字を検索している時だってのはちょっと後の論旨に絡む)

既に Google ニュースなんて問題になっているし、その気になれば版組みを個々人の嗜好に合わせることも可能なんじゃないんだろうか。最初は荒っぽい組み分けでもだんだんと精度が上がっていくんだろう。
その内に自分の好きな情報については必ず目を通せるようになる。あるヒトにとっては「練炭自殺」と「デブアイドル」情報は必須なんだから、それは必ず漏れないように提示される。さしずめわたしなんかだと「詐欺師」であるとか「電波的な嘘」で毎日のニュースが溢れて朝から笑わせてもらえるんだろう。

しかし、こういった自分に都合の良い情報だけ、面白い情報だけを提供されて果たして大丈夫なのだろうか。

例えば現在問題になっている「竹島問題」でも「竹島は日本の領土だ!韓国はけしからん!!!ぬぬぬぬ」と言うヒトにはこれらの情報は耳に(目に?)入らないのじゃないだろうか。
特に「内務省「竹島外一島」伺い書」についてはエキサイティングだ。(と、言ってもわたしがこの言説をこのまま支持すると表明したわけではない。わたしは裏を取っていない:暇が無い!)

上でも書いたようにわたしは「野田秀樹」について情報を求めたくてあちこちを見ていた。そしたらタマタマ「epic2014」についての情報が目に飛び込んできた。
情報の持つこういった創発性というのか、ゆらぎって大切な気がするんですよね。