紳助症候群

キレる上司の社内暴力続発、警察に被害届も
バブル最盛期に社会に出てきた者が今30歳台後半。企業の中堅となってきた。彼らはポスト構造主義的な価値相対化の波はかぶっているものの、バブル的拝金主義(合理主義)に帰依するか、古典的な組織論(長幼の序の尊重)に回帰してきた。
それに引き換え、価値相対化を羊水として社会に出てきた若者はそれら回帰を理解できない。更に「後付け」で古典的組織論を身につけたバブル世代には彼等若者に古典的組織論を説くだけの論理的基盤がない。
その前の世代であればこれらの齟齬も企業が吸収してきて(つまりはうやむやにしてきて)しまったのだろうが、既に企業にもそのような余力はない。
ちょうど、天下の「吉本興業」における「島田紳助暴行事件」に象徴的なように、これらの世代間アンバランスが引き起こす問題は様々に吹き出るだろう。
なんてことをトイレの中で10分程度で考えてみたりした。