お子様すぎ

NHKに対する安倍、中川の政治的介入問題(疑惑)はNHKというマス・メディアと政治との関わりを考えさせたり、朝日新聞というマス・メディアの取材力を検証させる。

これらの様々な問題点は既に過去の文章で指摘してある。

http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20050118k0000m010182000c.html

森喜朗前首相は17日、東京都内のホテルで講演し、この問題について「問題はNGOがやった模擬裁判。天皇を被告にし、弁護人もいない、そんな模擬裁判をどうしてNHKが放送しなきゃいけなかったのか」と内容に疑問を呈した。

NGOがどんなに偏向していようともなにも「問題」などではないだろう。それぞれが好きにやればいい。それとも思想統制を行う法律でもこの国に有ったのだろうか。
更に、それをNHKが放送しようとしまいと編集権というものなのではないだろうか。当然、言論には批判も起こりうる。言論には言論で批判すればよい事ではないだろうか。
ちなみにわたしの記憶ではこの「模擬裁判」は他の民放でもニュースで取り上げられていたと記憶する。肯定的であれ否定的であれ、あるいは単なる興味本位であるか。ニュースバリューがあれば取り上げればいいのであって、なければ止めればいいんだろう。
それよりも、「模擬裁判」が悪ければNHKも放送しなければいいであるというように、「模擬裁判」の性質を問題にするということはどういうことだろうか。
わたしは言論、表現活動はどのようなものであれ(実力行使であるとか、威力妨害に当たらなければ)許容されるべきだと思う。もちろんそれがわたしの「趣味」に合わなくても。実際に「イラク人質事件」において、帰国時におバカなプラカードを持って「カメラに写った」と、まるで事件現場でVサインを作ってレポーターに群がるもののようにはしゃいでいた行為も肯定した。
自分の意に添わない表現活動を許容できないのはあまりに幼稚すぎる。