不安ゆえのしがみつき

フリーター
これを否定するわけではない。逆に「フリーター」を賞揚して飯の種にして使い捨てにする/したヤツラはこういった文章をどう読むんだろうか。「人材」とは良く言った言葉だ。
まず、このように「蟻地獄」のような社会になぜなっているか。このような硬直化した社会。先の引用先では「20代でいかに改心できるか」という表現を使っているが、この「改心」とは現行の社会に対してアジャストしろという事に他ならない。社会を変革する(変革とは言っても別に大きな事ではない。起業も一つの、そして具体的で現実的な「社会変革」である)このようなイノベーションがなくなる社会は硬直化し、活力を失うだろう。
次に、この不安が。(「改心」して正社員、職員として食い扶持を得ている者も(自分を「勝ち組み」に分類できる者も)その心の奥底には悶々とした不満が鬱積されているのかしれない)しがみつき。を強め、それが社会を硬直化する。

仲間か敵かを区別し、誰かをスケープゴートにして、こちら側の集団の団結力を高め、その集団に属していることで安心を得ようとしている。それは、いじめやナショナリズム排他主義と同じ構図を持つ。