命なんざー使うときに使わなけりゃー

モハマド・ハイサム・サレハ君(10)

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040528-0036.html

「命なんざー、使うときに使わなけりゃー、意味がない」。ベトナム戦争カンボジア内戦、アフガン戦争…。バグダッド郊外で銃撃された車に乗っていた橋田信介さん(61)は、還暦をすぎてもなお戦争取材の最前線に飛び込んで行くベテランのテレビニュースカメラマン。今回は、イラクファルージャで左目に大けがをした少年に日本で治療を受けさせるためイラク入りしていた。

アルマダ紙の記事
橋田さんをイラク紙が紹介 失明少年の救援活動で

 バグダッド近郊で車に乗っているところを襲撃されたとみられる邦人ジャーナリストの橋田信介さんは、米軍と反米武装勢力との戦闘が続いたファルージャに住む少年が戦闘の巻き添えで左目を失明したことを知り、静岡大学の学生らと協力して募金活動を展開、近く少年に日本で手術を受けさせるところまでこぎつけていた。28日のイラク紙が、少年の感謝の言葉とともに橋田さんらの支援活動の意義を紹介していた。
 アルマダ紙によると、モハマド・ハイサム・サレハ君(11)は昨年末、自宅にいたところ、銃声と爆発音が聞こえたとたんにガラスが割れ、破片が左目に刺さった。父親が病院に運んだものの失明した。
 そのことを知った橋田さんが、大学生らといっしょに募金活動を始め、この週末にもサレハ君を日本に連れて行くことになっていたと経緯を紹介。
 サレハ君は記事の中で「手術のために日本に行くと、学年末試験が受けられないので残念。でも、日本の人たちが助けてくれるので、来年はきっと良い成績がとれると思う」と話している。
 記事では、橋田さんや若者の活動が、サレハ君を助けるだけでなく、イラク人と日本人の間に大きな信頼と友情を築くものだとして称賛され、父親の感謝の言葉も紹介されている。

非常に冷たいようだが、外務省であるとか自衛隊の幾層倍も外交的価値があったと思う。