間違った会社に入ってしまったらどうすべきか/宮台真司

http://www.president.co.jp/pre/20020603/01.html

それに対する反論
http://www.socion.net/soul/index.php?itemid=304

タフになれる奴には端からこういうメッセージは必要ないし、タフになれない奴は次の二つの道のどちらかを選ぶしかなくなる。すなわち、組織の論理に資するか、己の力を過信して「自己実現」へ向けたタフネスの獲得へと努力するかだ。
(略)
一見、後者こそが正しい道のように見える。が、実際に起こっているのは、そうした「勝ち組になりたい多数の負け組」をフレキシブルな労働力/消費者として市場に組み込んでいる様々な動きである。
(略)
僕が宮台さんに感じるのは、そういった動きに彼自身がとても自覚的なんだろうということだ。つまり彼は、どこかでこうした「勘違い」な人たちから労働力と資本を搾取しないと今の日本が回らないと考えている節があるんじゃないか。だから彼からすれば「タフになれ」という煽りによって、もっと勘違いフリーターが増えてもらわないと困るわけだ。

ゆとり教育問題」の時にわたしが宮台に感じた疑念と同じ酔うな疑念だな、っと思った。

情報技術によるセキュリティ強化は、監視する側はアーキテクチャの設計へとアクセスできても、監視される側はそもそもどのようなアーキテクチャによって自己が監視されているのかを知り得ない。つまり、閉ざされた門があり、その門に入れないとき、その人は門のアーキテクチャについて思いを巡らすことなく、むしろブラックボックスとしてのその門をある種オカルティックな視線で眺めるのではないか。

この問題も面白い。



先の宮台の文章を読んで、下の反論で無い論点で一つ突っ込みを入れておくと。日本の企業は公益よりも組織の論理、または上司の利益を優先し、外資系企業はより大きな公益を求める。と言うように捉えているように思うんだけど。
確かに、日本の企業と違って外資系の方が評価基準が明確って事はあるかもしれんが、やはり結局は「組織」なんだと思うんだけどね。