つまり、香具師にもなれない安倍晋三
もう一つ、日本の経済界のみなさまに申しあげたいことがある。果たして小泉純一郎首相が靖国神社参拝をやめれば、一連の反日デモやキャンペーンが収まるのか。それによって、経済活動が容易になり、対中投資リスクを回避できるのか。トレードオフできるのか、してもよいのか。台湾の（独立派の財界人）許文龍氏が何らかの理由で反国家分裂法などを支持せざるを得なかった事件を、深刻に受け止めるべきであろう。
許文龍とは何者かというと、台湾の奇美実業グループの創業者であって、独立派のオピニオンリーダーでもあった人物だ（親日派でもあったらしい）。ところが中国（大陸）に投資していた企業、工場に対して、共産党政府が会計検査であるとか原料の差し止めであるとかの妨害を繰り返し、やがて彼は経営の一線から引かざるを得なくなり、更には一つの中国を支持するという声明まで発表させられるという事態に追い込まれたそうだ。
で、安倍は何が言いたいのか？中国は政治的に偏向しており、正常な企業活動が行えるような環境ではない。中国（大陸）にはカントリーリスクが存在する。
こう言いたいのだろうか？
「このお祭りにお越しになるとたくさんの人出が予想され、またお祭りともなればお酒を召し上がる方も大勢いらっしゃいます。リスクがあるので慎重にお考えください」
香具師（テキヤ）がこんなこと言ったらお祭りになるか？
「どうぞ楽しんでください、少々破目を外す若者も出るでしょうが、お店やお客様にはご迷惑をおかけいたしやせん」ってのが香具師（テキヤ）の言うべきことだろうがよ。
何のために給料貰ってやがんだ？何のために国民から強大な権力を負託されてるんだ？（まあ、今は内閣のヒトではなく、与党のヒトではあるけれど）
良い悪いはおいておいて、お飯を食えるようにぐらいしてみやがれ。といっても、小泉にしても安倍にしても銀のスプーンを咥えて生まれてきたような奴らにはお金を稼ぐって事はわかりゃしないんだろうとは思うけれど。
１０億もの市場があるんだぜ。カントリーリスクなんぞ先刻ご承知だっての。これぐらいでビビっていてネクタイ締めてサラリーマンでございなんて言えるかいな、恥ずかしい。そんな事はどうでも良いから、せめてお坊ちゃま方は前線のサラリーマンの足は引っ張るなっての。
