NHK、安倍、中川問題

昨日「報道ステーション」に安倍晋三が出演したらしい。その模様を書き起こしたヒトが居る。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000431.html
安倍が面会したのは29日、中川が面会したのは放映後の2月2日であり、事前の圧力などないという話になっている。
もう一度朝日の初期の報道を見なおしてみると。
http://www.asahi.com/national/update/0112/006.html

一方、中川氏は朝日新聞社の取材に対し、NHK幹部と面談したことを認めた上で「疑似裁判をやるのは勝手だが、それを公共放送がやるのは放送法上公正ではなく、当然のことを言った」と説明。「やめてしまえ」という言葉も「NHK側があれこれ直すと説明し、それでもやるというから『だめだ』と言った。まあそういう(放送中止の)意味だ」と語った。

という本人取材という裏取りの形跡がある。
報道ステーション」では古館が

NHKの現段階での関根総局長ですか、のコメントが直前に入りました、今日ね。それと中川さんが今日、ヨーロッパ、パリの方からの談話が入ったのとピタッと一致していてまさに安倍さんの仰る通りなんですよ。2月の2日、放送の3日後に会ってるんであって、そりゃNHK側も中川さん側もピタッと一致している。あぁそうなのかと当然思うんです。ところが昨日までの報道などによると、『これは民衆裁判をやるのは介入になるから勝手だと言ったけれどもあまりにも酷いものに関してこう言った』ってのニュアンスが出てるんですよ中川さんからも。ちょっと今日の中川さん本人の談話と昨日までがちょっと腑に落ちないっていうところがあるんですよ。

つまり「打ち合わせ」を感じ取ったということなんだろうか。
可能性としてはあるだろう。また本当に本当の事である可能性ももちろんある。確かにこの立証責任は朝日新聞やら長井P側にあるのだろう。何等かの物証、ドキュメントがなければうやむやになるだろう。長井P側の「目的」が海老沢にあるのなら、うやむやのまま消えていくのかもしれない。
上記サイトでは裁判への影響を取り上げているが、真偽不明の報道がクリティカルに影響を及ぼすほど日本の裁判制度は「開かれて」いないだろう。

わたしはそのイベントの主催者の事などどうも思っていない、どちらかというとファナティックなものを感じるが、しかし安倍にしても同様にファナティックだな。

例えば、堂々と"工作課"というのがあって、それは日本で政治的な工作を行うというのであれば、例えば古舘さんに接触をしてなるべく北朝鮮の事を理解してもらおうという行動を取ればこれは工作活動なんですよ。

良くも悪くも相互理解をしてはいけないらしい。
戦中、英語を「敵性語」として退け、その情報を遮断し、正当な評価を妨げた歴史を連想する。
また、何等かの「悪」を想定し、それに連なるものから身を離し、排斥する。日本古来からある「祓い」という行動原理に忠実なんじゃないだろうか。