情報リテラシーの教育が

今回の会話で一つ面白い題材が浮かび上がった*1
わたしの
「確定していない事柄に対して『悪く言う』ことは差し控えた方が良いですね」
という発言に対して、

一般的にはそのとおりですが、今回は彼ら3人の側に不誠実と思われる態度が見られるという特殊事情があったので、やむを得ないと思います。

という発言が有ったわけだが、この方は直接の当事者なんだろうか?直接の当事者であればまったく話しは違ってくるが、わたしと同様マスコミ等による間接的で部分的な情報を受けているだけだと推測される。そう推測した上で考えると、これはつまりこういうことなんだろうか。

一般的には、誰も確定などしていない事柄で批判を受ける筋合いはない。しかしその誰かの、ほんの一面を取り上げただけの情報から「不誠実と思われる態度が見られるという」というだけで、「特殊事情」として悪罵を投げつけられても甘んじなければならない。やむを得ない。ということなのだろうか。マスコミ被害などでも「不誠実な態度が見られる」という印象操作が問題になるが、この場合はもう一歩踏み込んで、その不誠実さも「思われる」という主観的な印象だけで「特殊事情」となる。
マスコミ被害という問題で「印象操作」に気をつけてはいても、主観的印象まではマスコミが責を負えまい。情報リテラシーの教育がもっと広く必要とされるのだろう。


*1:或いは、曖昧な言葉遣いが却って首を絞めるという例