文春出版差し止めその後

先週発生した田中真紀子の長女に関するプライバシー侵害に端を発した週刊文春出版差し止め問題に対して、件の週刊文春が「総力特集」を行い、ライバル誌週刊新潮もエールを送っている*1
週刊文春
http://202.32.189.64/mag/shukanbunshun/
週刊新潮
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

両誌を買って先ほど地下鉄でパラパラと読んでみた。真っ先に読んでみたのは文春の立花隆緊急寄稿「これはテロ行為である」と新潮の福田和也『「プライバシー」が民主主義を滅ぼす』だが。はっきり言って出版真理教表現の自由原理主義?はたまたマスコミファッショ?という感想がぬぐえない。
いままで散々あったマスコミによる報道被害というものに考慮を加えない、あたかもマスコミの無謬性を糊塗するかのような筆致には怒りすら覚える。



文春側の記事によると真紀子の長女はゲラを入手していなかったみたいだな。発売前に文春側が判事に雑誌を持っていったらしい。

*1:「エールを送っている」なんてきれいな表現使っているけど、実態は「尻馬に乗っている」というところなんじゃないのか?結局売れれば良いんだろうからさ。