文藝春秋を買った−1

以前は毎月10日になると「文藝春秋」と「噂の真相」、それに「トランジスタ技術」を買うと言うのが生活習慣だったのだけど、最近は「噂の真相」だけになっていて、それも休刊してしまったので10日はつまらない。
今回「文藝春秋」を買った理由は「平成ホリエモン事件」として立花隆やら大前研一がアレコレ書いているそうなので、ネタがゴロゴロ転がっているだろうと買ってみた次第。
以前のわたしのエントリーでも触れましたし、その後にコメントをいただきましたように、最近の立花隆の視点はヘンだなあと思う。田中角栄ロッキード裁判についても批判を受けているのですが、確かにその頃から偏るって事はあったんでしょうね。(といっても、その相手の一人の渡部昇一については渡部が酷すぎたわけなんでしょうけど)
この件に関してもこの「文藝春秋」で「田中金脈研究」を打ち出せたって裏には、反田中といったようなパワーバランスってものがあったのかもしれません。この辺りはまた後日述べると思いますが、結局「すべての言明は批判されるためにある」ということなんだろうと思います。
立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状 立花隆の無知蒙昧を衝く―遺伝子問題から宇宙論まで 立花隆「嘘八百」の研究 (宝島社文庫)
ぜひ、立花隆には自分に寄せられている批判に真っ向から応えるというような作業をして欲しいですよね。そういうのを blog で展開したらさぞやすさまじいサイトになりそうな気がするんだけど。

今回のライブドア騒動によせての立花隆の文章は「ネットはメディアを殺せない」と視点をメディア論にあわせて、「結局インターネットに転がっている情報も、現存のメディアが取材した結果を2次使用しているだけじゃないか。そもそも1次情報なんてのはゴミだらけで、そんなものを一般人が毎日見せられても消化できない、その為には調理するメディアが必要となり、その調理の過程で一定のバイアスがかかるのは仕方が無い、しかしそれらのバイアスもインターネットと言うメディアが検証、批判することで健全性が保たれているだろう」というような主張だった。(カッコ内はわたしの勝手な要約)
まあ、言ってみれば当たり前すぎるないようだね。