黒幕と御大からのツッコミに応えて

確かに「大衆」というものを捉えた時に、うかうかと「仕掛け」にはまっていく姿はそこそこ垣間見る。付和雷同の姿は間違い無くあるだろう。しかしだからと言ってそれらの姿を否定しさる事はできない。何故なら、それが民主主義であると思うからだ。
確かに思わず「この衆愚が!」と言わずにいられないような状況と言うのはある。しかし姿の見えない「大衆」を「衆愚」と切り捨て、独善に走る時に何かの歯車は外れる。
全体を信じ、己の批判をも再批判しつつ、「大衆」に埋没するのではなく、自分の手の届く範囲で語り合い、少しでも改善を進めていく。この道しかないのではないだろうかと思える。
高踏な論理やらも要らないし、高邁な理想の為の犠牲も見たくない。
当たり前に見える事を、当たり前に感じ、当たり前に考えてみれば、やがて当たり前に受け入れられる社会が来るのではないか。
まあ、気分の良い時にはこのぐらい楽観的に考えてもいる。