抱き込まれている自覚がないというのは幸せなこと

http://www.diary.ne.jp/user/31174/
「情報機関の中枢から得て」
「某議員筋によると過労で倒れる寸前だと聞く上村司臨時代理大使が」

立花隆田中角栄の金脈を文藝春秋紙上で取り上げた時に、当時の政治記者たちは「こんな事は俺たちの間では常識だった」とかなんとか言ったそうだ。政治やら行政の中に分け入ってみなければ情報は取れなくて、情報が取れなければ問題も摘出できない。しかし、ミイラ取りがミイラになる如く、それらの中に分け入ってしまうと何が問題で何が問題でないのか判らなくなるんだろう。
上村司臨時代理大使は大変だったんだろうが、そもそもなぜ今でも臨時大使なんだろうね?自衛隊の宿営地の地代の問題とか収まったのかね?
過労で倒れる寸前というけれど、そりゃあ外務省と官邸と、それとたぶんアンマンまで出張ってきた逢沢の対応に追われたんだろうね。心労お察しします。彼らの「情報収集」にお付き合いする為に本線である「聖職者協会」には当たれなかったんだろうからね。

「どちらにせよあのマッチポンプ坊主たちをおめでたい日本のメディアほど現場の情報担当者たちは誰も信じてはいないことは書いておく」
「ブッシュの演説。米英による国連関与増大の決定。そして今朝のハマスのランティシの殺害。馬鹿に振り回されている間に重大な事が進行しているのだ」
この二つは非常に重要だ。しかし逆さまに見た方が良い。
米国のスタンスはブッシュの強気な演説にもかかわらずイランへも解決の仲介を求めるほど追い詰められた状態だ。更に国連委譲(いつもの通り、弄り倒してなんともならなくなったら国連につけまわし)を模索しているようだ。そのような米国内の「撤兵政策」に対して、踏み込んだ泥沼から足を抜けさせまいとしているのがイスラエルのランティシ氏殺害なんじゃないのか。
米国とイスラエルのパワーゲームが透けて見える(駒は血の通った人間だ)
なんにせよ、これほど混迷した中でもイラクの安定を願うのならどのような情報ソースでも必要に違いない。そう、「聖職者協会」を軽視してどうしようっていうんだろうね。
まあ、たぶん「情報担当者たち」はそこまではバカじゃないだろう、不信感を持ちながらも接触は続けるんだろう(続けないかな?最近の外務省の仕事ぶりは酷いからな)。
「信じていない」ということと、その政治的思惑を含んでいるだろう事を勘案しても発言を尊重する事は違う。
このあたりが勝谷がアホな所なんだな。なんとなく森の石松を想起させるアホさ加減だ。