食べ物を粗末にしてはいけません

京都の養鶏業者が鶏インフルエンザが疑われるような大量死を受けて、駆込み出荷をしようとしたって叩かれているがどうなんだろうか?
なんとなくだけど、BSEとは違うと思うんだよな。BSEはまだハッキリとはしていないし、そもそも気にするほど頻繁に発症事例があるとも思えない人間の病気を追っかけていって狂牛病に行き当たったって事じゃなかったっけ?プリオンとかね。
鶏インフルエンザというのは鶏にだけかかるインフルエンザであって、そのまま人間に感染する事は考えにくいんでしょ?更にインフルエンザウィルスなんだから(なんだから、というわけでもないかもしれんが)加熱しちゃえば死滅するんでしょ。ならば感染エリアの鶏をヒステリックに殺しちゃうんじゃなくてどんどん処理して食べれば良いんじゃないの?勿論食品として流通させる段階でその旨は公表すべきだけど、食品として何か問題でもあるんだろうかね?
こんな事いうと「この読者という奴が食品関係の仕事をしていない事を願う」とか言われそうだけど。別に害もないような食品、祓うかのように土に埋めることの方がおかしくない?食べ物粗末にすると目が潰れ不自由になりますよ。
で、この業者は廃業するんだってね。どうも薄々「ひょっとすると、鶏インフルエンザかもしれないな」ぐらいは思っていたかもしれない。更に届出をしようとしていたその直前に内部のヒトがリークしたらしいってんだよね。で、この騒ぎの前に鶏インフルエンザの騒ぎとかで既に経営的に逼迫もしていて廃業も考えていたらしい。大きな養鶏場みたいだから、廃業といっても彼等経営者は何等かの資産を持っていてそれなりに見通しはたつんだろうね、問題は清算の際の債務の支払いとか従業員への説明だったんだろう。
この内部通報者は確かに「社会正義」を果たしたかもしれんけど、経営者の考えていたソフトランディングをハードランディングにしちゃったって事で果たして損得で言えば得したんだろうか?
なんか、経営者のおっさんとそのお父さん(なんでも養鶏業界の会長さんかなにかやってたんだってね)が記者会見をしていたんだけど。見ていて気の毒になっちゃったよ。一時間が過ぎたんで切り上げたいって言っても記者からはブーイングだしね。でも考えてみれば、鶏の廃棄処理はあるし会社整理の作業もあって、何時までも一銭にもならない記者会見を開いていられないだろうね。そりゃあ説明責任とかもあるんだろうけど、それは最初に「ごめんなさい」と謝罪しているわけで、それ以上の言葉はないんじゃないの?
記者ってのは「社会正義」だとか「国民への説明責任」だとか振りかざしてその実自分の仕事(飯のタネ)をしているんだけど、大概にしてやれって気がする。一時間も会見があったんならそこで有効な質問を投げかけられなかったなら記者が無能。更に会見の頭で社長だか会長が頭下げた部分、つまり最大の説明をカットした機関は報道機関としての責任をそれこそ果たしてないだろう。おっさんがしどろもどろになったところを面白おかしく報道するだけってのは、まあ確かに「ヒトの不幸は蜜の味」なんだろうけど、単なる覗き見趣味じゃないの。おっさんが引き揚げる時に記者にもみくちゃになって、記者から「おい!説明責任を果たしてないじゃないか!」とかなんとか罵声とも言える言葉を受けていたけど、こういう記者がどこの社のなんという記者か、是非公表して欲しいもんだね。わたしの少ない経験から言うとこういう「偉い記者」ってのは「朝日」で、言葉使いがわるい記者ってのはスポーツ紙じゃなくて「読売」なんだよね。ちなみに「毎日」の記者は安い服着てるから判る。
たぶんさ、雪印を潰したあの一言「わたしだって寝てないんだ」と同じような一言が欲しかったんだろうけど、おっさんよく我慢したね。そう思ったよ。

今日は一々ネット検索せずに、つまり裏も取らずにいい加減に酸欠の脳みそに残る記憶だけで書いたのでいい加減です(まあ、裏を取ってもいい加減はいい加減だけど)

あと、なんでも国がこういった感染被害に対する補償を作って駆込み出荷であるとか隠蔽を予防しようっていう動きがあるらしいね。それについて筑紫哲也がニュース23の多事争論で異論を唱えていたけど、非常に危ういものを感じたね。どこかで「反N23」のヒトが騒いでいるかもしれないけど、これについても触れてみたいね。